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Channel: 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ
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迫られる命の期限

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こんにちは、ひろです。

夫は倒れた一週間後に急変し

ほぼ脳死状態と宣告されました。


そこから臓器提供の話になり

前向きに検討し始めた矢先に

まさかの自発呼吸スタート。


脳死とは言えなくなったけれど

でも次いつ脳死状態になるか

不明な日々。


臓器提供に踏み切る可能性が

あったため夫は延命に入りました。


ですが…


私自身、臓器提供の決心が鈍ったこと

近しい身内での話し合いの結果

臓器提供はやめることに。


臓器提供をしないとなると

残るは夫の延命措置をどうするか。


このまま延命を続けても回復の

見込みはほぼない。


急性期に使うかなり強い薬を日々

投与しているため体がボロボロになる。


薬の耐性ができ思った効果が出なくなる。


そして


ICU、救急病棟に永遠入院はできない。


どこかのタイミングで療養型の病院に

移らなくてはならない。


療養型の病院に行くには今使っている

急性期の薬は使えないので、この薬を

切らなくてはならない。


今使っている薬に頼らず生命を自ら維持

できることが可能なのか。


答えはノーです。


先生は夫が投与されていた急性期の薬を

切って彼の生命力を何度も調べて

下さっていましたが、薬を切るたびに

危ない状態になっていました。


どう転んでも夫はもう自力で生きることは

無理。


薬が支えになっている状態。


その薬もいつか効かなくなり最終的には

死を迎えます。


このまま死を待つのか


それとも


薬を切ってその日を迎えるか。


どんな形で夫の死を迎えるか。


選択を迫られます。


すぐに答えは出ません。


や、もう答えは出てるんです。


でも決断できません。


私が夫の命の期限を決めることなんて

できません。


夫の意見も聞きたい!


私どうしたらいい?


こんなことばっかり考える日々。


そしてついに話し合いの場を持つことに

なりました。



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