こんにちは、ひろです。
日付が変わってすぐに鳴った電話。
画面を見ると病院から。
ドクンと大きく心臓が脈打つ。
電話に出るとすぐに看護師さんが
心臓が止まりかけています！！
今から20分で病院来れますか？
や、そんなん分からへんわ！！
って突っ込む。心の中でw
でも口では『はい、行きます！』と
言ってました。
何が何でも行ってみせる。
子供達を叩き起こし着替えさせ
義兄に電話。義兄出ず…泣
すぐ義姉に電話し状況を伝え…
携帯を操作する手が震えていました。
その後、秒で自宅を出ました。
夜中なので車は少なく
とばすことができました。
スムーズに向かえました。
車内で子供達に
もうすぐパパ天国に行ってしまうの。
間に合うといいよね。
パパに会ったらたくさん声かけてあげて！
この声かけは二度目。
一度目は倒れた一週間後に急変した時。
この時も夜中だったなぁ。
息子が『お母さん事故らんとってよ』と。
駐車場に車を停めダッシュで病室に。
そこには…
明らかに今までと顔色が違う夫の姿が。
アラームは鳴りっぱなし。
モニター見たら僅かに波打ってる。
一本線にまだなってない。
ギリギリ間に合った！！
聞こえる？子供達みんないるよ！
お父さん！ちゃんとここにいるよ！
思いつく言葉全部言い尽くしました。
娘は…やっぱり怖くて近寄れない。
看護師さんが横についてくれて
なるべくパパの近くにと誘導してくれる。
近くに行けないけどその場から『パパ！』と
声をかけてくれていました。
お父さん、俺ちゃんと夢叶えるから。
だからもう安心して天国行っていいよ。
息子のこの言葉のあと、私は
私と出会ってくれてありがとう。
私をお嫁さんにしてくれてありがとう。
私を母親にしてくれてありがとう。
あとのことは私が全部引き受けるから。
だからもう安心していいよ。
ありがとう、本当にお疲れ様でした。
愛してる。
何度も何度も言いました。
離れるなんて嫌だ。
何で私達を置いていくん？
生きて欲しかった。
でも
この1ヶ月本当によく頑張ってくれて
ありがとう。
心の準備をさせてくれてありがとう。
愛と感謝で見送らせてくれてありがとう。
もうゆっくりして。
辛かったよね。
そして思ってもみないことが起こりました。
ずーっと鳴っていたアラームが消え
ピッピッピッ…
ん？！
聞き覚えがあるいつもの音に変わりました。
脈、打ってる？
え？？！！生き返った？
息子も、あれ？って思ったらしく
2人同時にモニターを見ました。
そこには
23
の文字。
心拍0だったのに23
心拍数23
どないしたん？どうなってるん？！
戸惑っていたら
お父さんが応えてくれたんだよ！
もう（天国に）行くからなって
ことだよ！
息子が叫びました。
私は…夫の名前を叫びました。
そして再び心拍ゼロに。
その間、4〜5秒ほどでした。
先生と看護師さんが
病室に来られ、一緒に死亡確認をし
4月17日（日）午前1:04
夫の47年の人生が終わりました。
この瞬間、不思議なことに涙は出ません
でした。
呆然としてる状態です。
夫は亡くなってしまった。
でも私は悲しみに暮れてはいられない。
これから山のようにやることが待っている。
夫が残してくれた子供達をしっかり
支えなくては。
それよりもまずは葬儀の段取りを
しなきゃ。
夫にたった今誓ったことを実行しなくては。
あとのことは私が引き受けるのだから。