こんにちは、ひろです。
夫の棺に入れるお手紙を書こうとした
矢先に鳴った私の携帯電話。
ICUの看護師さんから。
週明けの薬を切る件かな?
と思いきや
ちょっとね、血圧が下がりかけてるの。
えっ!?
血圧をコントロールする薬を常時
入れているのに下がりかけている…
と言うことは、危ないってこと?
血の気が引きます。
思い切って看護師さんに聞きました。
今すぐどうこうってことはないと思うけど
顔を見に来られますか?
と。
二つ返事で子供達と病院に向かうことに。
各自書いてた手紙をほっぽり出して
すぐ自宅を出ました。
病院に向かう途中、何とも言えない
複雑な思いがしました。
まさか…
や、まさかね…
これ以上考え込んだら事故りそうなので
とりあえず運転に集中して病院に到着。
夫はすでに個室に移動させてもらって
ました。
週明けに看取るための
看護師さん達の配慮が嬉しかったな…
夫に話しかけます。
いつもと変わらず寝ている夫。
顔色も特に変化なし。
モニターを見ても血圧がいつもより
下がってるのかどうかも私には分からない。
今日は主治医の先生は不在。
担当の看護師さんが
…ひょっとしたらこのまま亡くなる
可能性もあるの。
しばらく院内に留まりますか?
こう言われたら留まる選択しかなく
家族待合室(個室)で待つことに。
その間に親族に連絡。
結局、数時間待っても夫の状態は変化なし。
夕方近くになり、娘はぐずり出し
息子のスイミングの練習時間も迫ってくる。
看護師さんと相談していったん帰宅する
ことにしました。
そして、帰宅し息子はスイミングへ行き
その後はいつも通り3人で自宅で過ごしました。
夕飯を食べ、お風呂に入り各自好きなように
過ごしました。
でも私達は病院で待機してた疲れが出て
22時ちょっと過ぎには布団に入りました。
日付が変わり4月17日になった30分後の
午前0時30分。
再び私の携帯が鳴りました。
あの瞬間は今も忘れることができません。