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Channel: 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ
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夫の最期から怒涛の葬儀までのこと14【火葬、初七日】

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こんにちは、ひろです。

出棺まで待ってくれて

お見送りして下さっていた

告別式の参列者の皆様にご挨拶をし

火葬場に向かうためマイクロバスに

乗り込みました。


私の顔は涙でぐちゃぐちゃ。

化粧のけの字も残ってないとみた…


喪主の私だけは夫の霊柩車の助手席に

座れると思っていたらコロナ禍なので

ということで座れず…


座らせてよ、そこは(泣)


夫の霊柩車の後ろから追いかける

かたちになりました。


火葬場まではほんの数分。

マイクロバスに10分も乗ってなかった

ような気がする。


火葬場に到着しました。


あと数分で夫の姿はもうこの世に

存在しなくなる。


そう思うともう堪らなかったので

思わないようにしました。


火葬場のスタッフさんの指示で

棺の前に並び、最後の焼香。


全員の焼香が済んだのを確認して

いよいよ炉の中に夫が入ります。


言葉が出ませんでした。


棺が入りかけた時、叔母が

夫の名前を叫びました。


私がハッとなったのは炉の扉が

閉まる瞬間。


何か言わなきゃ!と思い


愛してるよ!


と棺に向かって言いました。


ガチャンと音が鳴り、火葬が始まり

ました。


力が抜けていくようでした。

とっても悲しいことなのに

炉の中に入ってしまったらもう

諦めがつきました。


焼き上がるまで2時間半近くかかります。

その間に葬儀会館に戻り精進落としです。


再びマイクロバスに乗り食事をする

部屋に入りました。


準備して頂いたお料理を見て


あ、私こういうメニューにしたんや。

ローストビーフもあるやん。


って思う。


義兄とパンフレット見て決めたはずなのに

記憶にない(笑)


ほんと決めることやることが多すぎて

細かいこと覚えてない…。


私はもちろん食事はほぼ喉を通らず。


みんなから少しでも口に入れなさいと

言われますが、入らない。


膝をついて目を閉じるのみ。


あ…そういえば。


夫の最後の食事はローストビーフだ!!


倒れる日の前日の夕飯は、

夫の好きなローストビーフ丼を作った

ことを思い出しました。


そして、今目の前にあるローストビーフ。


何という偶然(笑)


メニューを決めた時はそんなこと思い出しも

しなかったしそもそもローストビーフなんて

あったんかな?!笑


とりあえず義兄にそのことを報告したら

大笑いしてました。


そんなことしているうちにスタッフさんから

お声がかかり、再び火葬場に戻りました。

夫を見送った炉の前に立ちます。


それでは、扉をお開けします。

熱いのでお気をつけ下さい。


ガチャン。


扉が開き、熱風と共に骨になった

夫が登場しました。


周りの親族、皆一斉に

骨を覗き込む。


あれ一体何なんでしょう(笑)


そういう心理になるんかな。


私?もちろん覗き込みました。


長く患わず、割と若くして亡くなった

夫の骨は頑丈で大きく真っ白でした。


大腿骨や腕の骨は立派そのもの。


みんなでお骨を拾います。


娘は怖すぎたのか骨を見れずで

義母にずっとしがみついていました。


さすがに義母が骨を拾えないのは

あかんので私の母が娘を引き継ぎ

義母は何とか骨を拾うことできました。


ちなみに息子は果敢に拾ってました。

火葬場のスタッフさんに部位の説明

受けながら(;´д`)


私も一生懸命愛を込めて拾いました。


ねぇ、愛する妻に骨拾ってもらって

幸せやろ?


私も幸せやで。愛する人の骨をこうして

自分の手で拾うことができて。


これは骨を拾っていて湧き上がってきた

思い。


だからきっと夫もそう思ってるはずだと

信じたいです。


頭蓋骨まで無事に入れることができ

蓋をして頂き、私が骨壷を持ちます。


私の腕の中に収まる大きさになって

しまいました。


今までは私が包み込んでもらっていたけれど

これからは私が包み込んであげるから。


骨壷までも愛おしいです。


そしてまた葬儀会館に戻り、初七日法要を

済ませました。


法要後は親族をお見送りし、私達も

葬儀会館をあとにしました。


たくさんたくさんお世話になった会場と

スタッフの皆様。


感謝しても足りないくらいたくさんの

心遣いをして下さり、何のトラブルもなく

式を無事に進行して下さいました。


さ、自宅に戻りました。




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