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Channel: 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ
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【私の蓋はずし】失った記憶を取り戻す!②

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かわいい工房の、ひろです。
 
 
昨日から始まった
 
【私の蓋はずし】
 
企画の続編②です。
 
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
 

私は30年という長い間、
自分に起こった出来事と心に
蓋をしてきました。

 
その蓋を取ることを決意した日。
私の決心を最初に告げたのは、主人。


私が主人に話をする前。
その日は主人の実家に行っていて、
実家で私は息子とテレビを観てました。

【戦場の黙示録】という記録映像で
戦争を振り返るNHKのドキュメンタリー番組。

これ、観ようと思って観てたんじゃ
なくて、たまたまチャンネルがそれに
なってて勝手に流れてきたんです。

今、はだしのゲンを息子が
はまって読んでいるのもあって
ちょうどいいやん!と2人で観たんです。

第一次世界大戦から始まり
真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦…

『ねぇ、知ってる?
あなたのおおじいちゃんは陸軍の
軍人さんで生き残って帰ってきたよ』

と息子に言いながら、

おじいちゃんって…確かマニラや
ビルマに行ってたと言ってたっけ?

私って家の中のおじいちゃんしか
知らないけど、陸軍軍人としての
じいちゃんってどんな人
だったんだろ?
 
そんな疑問が湧いたんです。


その帰り道の車内で主人に
口を開きました。

『私さ、ずーっと長い間していた
蓋を取ろうと思うの』
 
『うん、ええんちゃう。
どんなことに対して蓋してきたん?』
 
そこから私は彼に30年間、
心にひっかかっている
自分自身や両親に対する色んな気持ち、
 
私と家の中が当時どんな状態
だったかということを
主人に話しました。

NHKの番組観てて
軍人としての祖父にも興味が出てきて
知りたいと感じたことも。
 
当時のことは結婚する時に
ちらっと話はしていましたが
詳しく話すのはこれが初めて。
 
最初こそ黙って聞いていましたが、
さすがに途中から
 
『え、マジで』
 
静かに驚いていましたね。
私が逆の立場なら絶句する
内容です。

だってそりゃ驚きますよね。


当時、若干10歳だった自分の妻が
真剣に死のうとしてたと聞けば…


私は死のうと思ったことが
たった一度ですが、ありました。
包丁をこっそり持ち出したんです。
 
この状況を抜け出すには
もう死ぬしかないと幼心に
思ったんでしょうね。

その時の事だけは不思議と鮮明に
覚えています。
当時の包丁の持ち手部分の色も形も。

どこ刺そう?刺すんじゃなくて手首を
切った方がいいか。どっちの手首?
 
でも結局、
死ぬ勇気もなく、方法もよく分からず
未遂?で終わりました。

昔で良かった…!
今ならネット検索でいくらでも
出てきます(笑)

このことを人に言うのは
主人が初めてです。

今まで誰の誰にも言ったことがない
自分だけが知ってること。

こんなヘビーな話を聞かされる
主人、もーほんとごめんねゲロー

もう絶句も絶句ですよね(笑)
そりゃそうやわ。引いてたんちゃうか?

話は帰宅してからも続きました。
最終的に主人は、
 
『あなたが思ったようにしたら
いいと思うで。

そういうことって絶対に
向き合わないといけないこと
だと思うし。すっきりさせたらいいよ』
 
と言ってくれました。
 
そして、
 
当時のあなたに、
今の俺が言葉をかけるなら・・・

 
生きててくれてありがとう。

 
で、
 
素敵な女性になってくれてありがとう。
 

これを聞いて『うん』としか
言えなかったです。
泣けて泣けて。

今思うと、もう少し気の利いた言葉で
返してあげたら良かった。
 
主人の
生きててくれてありがとう
の言葉を聞いて
 
あぁ、私あの時
踏みとどまって本当に良かった!

とりあえず切っとこ!の考えに
及ばなくて良かった。
 
と、心から思いました。

辛くても生きてたら何とかなっていく。

なんてドラマだけのセリフかと
思ったけどそうでもなかった(笑)

ネットがない時代で良かった。

↑そこ?w

 
こうして主人の温かいサポートを受け
私は蓋を外す準備を整えました。
 
そして、

この話のあとに主人がこんなことを
言い出しました。
 
『あなた話の中でさ、
おじいちゃん戦時中はビルマに
いたって言ってたよね?
 
終戦間際のビルマってさ…
壮絶を極めていたと聞いてるで。
 
もし…もしやで?
おじいちゃんが終戦を
ビルマで迎えているんだったら…?
 
俺はおじいちゃんがお酒に
溺れても仕方がなかったんじゃ
ないか?と思ってる。
 
壮絶を極めたあのビルマ戦線で
見たくもない人間の色んな…
それこそ人に話せないような
現代では計り知れない想像を
絶するものを体験して
見ていたとしたら?

正気でいられるか?』

その話を聞いて私はハッとし、
すぐに携帯で【第二次世界大戦  ビルマ】
で検索をかけました。

母に電話して祖父のことを聞ける
時間帯ではなかったので、
当時のビルマのことだけを調べました。


最終章に続く・・・
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