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Channel: 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ
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夫の最期から怒涛の葬儀までのこと⑩【薬で乗り切った通夜式】

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こんにちは、ひろです。



私達も夫も親戚も会場入り完了。


通夜第一部の役者は揃いました。


これからお通夜。


ここでの喪主の仕事は特にありません。

焼香するくらい。


告別式で挨拶するので通夜の挨拶は

割愛させてもらいました。


本当は通夜も喪主の挨拶あるのですが

明日の告別式も親族のみなので

2回も挨拶、いる?ってなりまして。


葬儀の担当さんが、なくても

いいですよと。


ありがたくなしにしてもらいました。


通夜と告別式、別の挨拶を考えるとか

この時の私には無理でした。


読経が始まり親族のみの通夜は

粛々と執り行われます。


夫の祭壇に向かい合った時


これって…現実なのかな?

や、現実やな。うん、現実やわ。


何だか信じられなくて。


ほんとに死んでしまったんや…


何でこうも早く逝ってしまったん?


今、どんな思いでいるの?


こんなこと考えながら座ってました。


考え事してたらあっという間に終了。


実は私、通夜の前ものすごい頭痛が

していました。


疲れもピークに達してるし気も張ってるし。

体もそろそろ限界かも。


これ絶対ヤバい。倒れてしまうかも。


そう感じたので、義姉にお願いして

ロキソニンを準備してもらいました。


ロキソニン飲んで何が何でもこの頭痛を

止めなくては。


普段、頭痛があっても薬に頼ることを

しなかったけど今日は訳が違います。


空腹での服用はあかんと言われてたので

ママ友が『合間に食べて』と自宅まで

持ってきてくれたバウムクーヘンを

麦茶で流し込み、さらにロキソニンも

流し込みます。


自宅を出る直前にバウムクーヘンを

一口大にカットしてタッパーに詰めたんです。


じっくり味わうどころの騒ぎじゃなかったけど

でもあのバウムクーヘンの味は一生忘れないと

思う。


余談ですが葬儀会館に入ったら最後。


喪主はやっぱり鬼忙しかった。


息つく間もなくスタッフさんに呼び出される

ので座って一息ついてお茶なんてすすって

られません(笑)


私のバウムクーヘン&ロキソニンは

通夜式後に一泊する親族控室の玄関で

目の前にはスタッフさんが立ってる状態で

打ち合わせしながら流し込みました(笑)

立ち食いです…


その間にも供花の分類、配置、弔電の確認、

祭壇の最終チェック、お寺様へのご挨拶、

到着した親族対応などなど。


ロキソニン、一般弔問の開始時間あたり

から効いてくるはずと睨んでましたが

私の読み通りこの時にはスカッと良くなって

いました(笑)

さぁ、一般弔問が始まります。


通夜、告別式共に夫の会社のスタッフの

皆様がご尽力下さいました。


受付スタッフも会社から出してくださり

他の細々したことまで葬儀のスタッフさんと

共に動いて下さいました。


夫が企画販売を手がけた商品を祭壇に並べて

下さいました。


本当に有り難かったです(T ^ T)


時間が迫ってきて受付がざわつく。


社長と役員の皆様がご到着。


実は私、息子を出産するまで

夫と同じ会社の社長室に勤めていたので

よく知ったメンバー(笑)


な、懐かしい。

まるで同窓会のよう。


やはり皆さん驚きを隠せない様子でした。


とりあえず倒れた時のことから今日までの

ことをご説明しました。


質問されたことに対してお答えしました。


私の元上司でもある社長は…


夫のことを労い、私、子供達のことを

とても心配し気遣って下さいました。


とても立派なお父さんでしたよ。

誇りに思って下さいね。


社長は息子にそう声をかけて下さいました。


社長にそんなこと言われた息子は

どう応えていいか分からずただ返事だけ

してました。普段は超おしゃべりなのに笑


気が付けば焼香台、夫、私達への挨拶の

ための長い列ができかけていました。


一般弔問は18:30〜20:00で設定。


でもこの時間に終わることはありません

でした。


本当に本当にたくさんの方々が夫の

お別れに来て下さいました。


会社関係、夫と私のそれぞれの友人、知人

子供達の学校の先生や同級生…

私のパート先のスタッフの皆さん。

以前働いていた勤務先のスタッフの皆さん。


夫のベトナム時代の戦友も駆けつけて

下さり(ベトナムからじゃないですよ)


え?まさか!来てくれてたんですか?

夫の訃報誰から聞きましたか?!


って腰抜かすパターンも多々あって。


訃報連絡が枝分かれして私が予想して

いなかったところまで及んでいました。


長い行列なのでお一人お一人への挨拶の

時間は1分あるかないか。


本当はもっともっと皆さんお一人お一人と

話をしたかったのですが…このご時世

なので仕方ないです。


短時間ですがお一人お一人、丁寧に

お礼を申し上げ、夫とのエピソードを

伺い、本当に感謝しかない時間でした。


私も知っている社内の方々が夫を見て

泣いてるのをみると辛かったです。


そして


こんなにたくさんの方が来て下さっている。


ねえ、あなたほんまに幸せやで。

みんなのこと見えてる?!


あなたの代わりに私が責任持って

皆さんに挨拶するから。

任せといて。


この思いで義兄と挨拶に立ちました。


コロナ禍の葬儀だったので弔問も

かなり限定させてもらいました。


本来なら夫が一緒に仕事をしていた

お得意先様にもお声がけをすべき

だったのかもしれませんが、

それができませんでした。


その代わりに供花、弔電をたくさん頂き

本来ならこちらにもご挨拶をしなくては

ならないのですが、それは会社に

お任せしました。


色んなことを思い、思わされた

めちゃくちゃ濃い通夜式でした。



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